(注)健康食品は医薬品と違って、商品で効果を表示することは禁じられています。
しかし、一般には雑誌などで、成分としての効果についての記事が氾濫しています。
このページでは、雑誌などで一般的に記述されている効果について記載しています。
あくまでも、商品にこれらの効果があることを表示するわけではありません。 |
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ホスファチジルセリン
- セリンというアミノ酸のリン酸塩に脂肪酸が結合したものです。動植物の細胞膜に主に存在します。
- 脳の全リン脂質の10〜20%を占めます。
- 腸管から吸収され、そのまま血管脳関門を通過します。脳内でホスファチジルエタノールアミンを介してホスファチジルコリンとなります。
- 欧米では、アルツハイマー症や老人性認知症の治療薬として有効性が認められ、知能向上にも役立つ可能性があると期待されています。
- 加齢による脳の機能低下に対抗するために有効な可能性があります。ただ、若い健康な人の場合も、精神的なストレスにより認識力が低下した場合、それに対抗することが期待されます。
イチョウ葉エキス
- 日本人にとってイチョウは、観賞用や、「ギンナン」の生る木ぐらいのイメージが大半かと思われます。しかし、ドイツなど海外ではイチョウ葉に含まれる『イチョウ葉エキス』が、既に医薬品として認可されています。
- イチョウ葉エキスの主要成分は2つあります。
フラボノイド
血管を健全な状態に回復し、血液の循環を正常化することで、細胞や各組織にしっかりと酸素と栄養を届け、血行不良に起因する諸症状の改善が期待されています。
ギンコライド
自然界広しといえどイチョウ葉にしか含まれない特有の成分で、花粉症やアトピー、喘息などのアレルギー症状の発生を抑制することが期待されています。
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グルコサミン
- エビやカニの甲殻類の外皮を形成するキチン質に含まれるアミノ糖の一種。グルコサミンは、軟骨細胞を形成する基礎として、関節部分の細胞の新陳代謝と柔軟性の維持に重要な役割を果たしているのです。
- 関節は、軟骨というクッションで重力や衝撃を吸収し、骨どうしによる摩擦を減らしています。しかし、加齢とともに軟骨はすり減り、また再生能力が低下することで関節を形成する骨に変形が生じ、変形性関節症になるのです。軟骨の主成分のひとつであるグルコサミンを補給することで、変形成関節症の痛みを軽減し、進行を阻止できるとされています。
コンドロイチン
- 俗に「ネバネバ成分」とも呼ばれるムコ多糖類の一種で、水分をゼリー状に保つ性質があり、軟骨に多く含まれていて、軟骨の約80%を占める水分を保持し、柔軟なクッションを形成しています。
- また関節だけでなく脳神経組織、皮膚、眼球、各臓器など体の至るところに分布し、組織を若々しく保つ重要な物質のひとつです。
- グルコサミンの軟骨再生能力をサポートする相乗作用があり、一緒に摂ることで関節により滑らかな動きをもたらすとされています。
ヒアルロン酸
- 普通、関節は弾力に富んだ軟骨に覆われ、その軟骨は大量の水分を含んだ“ヒアルロン酸”や“コンドロイチン”などによって構成されています。
- これらの成分は水を吸い込んだスポンジのように衝撃を和らげる・・・いわば“クッション”のような役割を果たしています。
- 中でも“ヒアルロン酸”は驚異の保水力をもった粘り気のある物質で、軟骨の形成などに欠かせない成分です。
- また、関節軟骨が摩擦によって擦り減っていくのを防ぎ、多岐にわたって使いやすい状態を保ち続けます。つまり、機会をスムーズに回す潤滑油のような働きをしているのです。
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ポリコサノール
- 天然物質で、サトウキビの葉や茎のワックス系コート部 からとれるものです。
- 米ぬかなどの植物の皮の部分から摂れ、米ぬか1kg中に、たった0.6gしか 含まれていません。
- アメリカのトーマスキュアトン博士らが、持久力を高める物質“オクタコサノール”の研究過程で発見した貴重な成分です。
- 近年、日本に上陸したばかりなので、まだ、あまり知られていませんが、アメリカでは既に<“サラサラの血液”をつくる>と医療の現場でも大変注目 されています。
- 私達の体のコレステロールの25%は肉や乳製品からのものです。
残りの75%はアセチルCoAと呼ばれる物質から体内の細胞で作られます。
ポリコサノールはアセチルCoAをコレステロールに変える酵素の活性を抑え るのです。
その結果、体内でのコレステロールの生産は減少します。
ポリコサノールはまた、LDLレセプターの数を増やすことで、血中のLDLコレ ステロール(悪玉コレステロール)の清浄を促します
- 植物由来のポリコサノールは、血中の総コレステロールを低下する作用が ある食品として認められています。
ポリコサノールは、必要なコレステロールを過度に下げることなくバランス よく制御することで知られていて、アメリカ、中南米、南米諸国で注目され、 研究が盛んに行われている成分なのです。
肝臓で作用しコレステロールの生成を制御するポリコサノールを配合した サプリメントは、血液をサラサラにするのに有効だと言われています。
クルクミン
- クルクミンは、ウコン、ターメリックに含まれる黄色い色素のことです。
肝機能を改善、回復させる効果が高く、古くから中国やインドで黄疸に効く薬として珍重され、日本でも胃腸や肝臓の薬、二日酔い予防薬として用いられてきました。クルクミンは、胆汁の分泌を促進して、強力な解毒作用を発揮することで、肝臓の機能を高める働きがあります。さらに、クルクミンは、抗酸化による老化防止、がん抑制、殺菌作用による胃炎の抑制などにも高い効果があります。
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クルクミンの作用
解毒作用、胆汁分泌促進、抗酸化作用
クルクミンが必要な人または症状
お酒・アルコールの摂取量が多い人
肝臓の機能が低下している人
二日酔いの人
ガンを予防したい人
糖尿病の心配がある人
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EPA
- EPA(エイコサペンタエン酸)は、魚介類に含まれる脂肪で、良質の脂肪酸が大量に含まれています。血小板の凝固を抑えて、血液をさらさらにする、血栓を溶解し血管を拡張する、血液申のLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪を減らす等の作用があり、糖尿病の合併症も解消してくれます。
- また、炎症をしずめる作用や抗腫瘍作用もあり、がんの発生や増殖を抑える効果があります。
- さらに、体脂肪の合成(肝臓での)を抑える働きをします。
- 多価不飽和脂肪酸の一種で体内に吸収されると肝臓で悪玉コレステロールが過剰に作られるのを防ぎ、中性脂肪の増加を抑えます。
- その他、近年の研究において、EPAは、アトピー性皮膚炎、花粉症、気管支ぜんそくなどのアレルギー症状や、慢性気管支炎をはじめとする炎症性疾患の症状改善にも有効であることがわかってきました。
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DHA
- DHA(ドコサヘキサエン酸)とは
DHA(ドコサヘキサエン酸)は、多価不飽和脂肪酸で、あらゆる生活習慣病を予防するマルチな脂肪酸です。人間の体内で生成することはできないので、食品から摂取する必要があります。DHAは、おもに魚の脂肪に含まれており、また植物油などのリノレン酸から体内で合成されます。
特徴的な効果としては、悪玉のLDLコレステロールや中性脂肪を減少させ、血管壁への付着を抑制して血液をサラサラに保つことです。また、DHAは、カプサイシンやカフェインと同じように、脂肪を燃やす酵素である「燃焼リパーゼ」の働きを高めて、脂肪燃焼を促進します。これらの作用によって、高血圧、動脈硬化、高脂血症、脳卒中、皮膚炎などを予防したり、改善する効果が得られます。
また、DHAは「脳の栄養素」といわれています。特に乳幼児の脳の発達や視力の向上にDHAは欠かせません。この大切な時期にDHAが不足すると子供の成長に影響が出てしまいます。魚に含まれるDHAは、脳をはじめとする神経組織に多く含まれ、脳や神経の発育や機能維持に重要な役割を果たしています。また、細胞を活性化させ、認知症(痴呆症)を予防するとの研究結果も出されています。そのほかに、DHAは、眼の機能回復にも効果的です。視神経の細胞の活性を高め、網膜や視神経の神経伝達をよくする働きがあります。
- DHA結合リン脂質含有イクラ油(PC-DHA)
・DHA結合リン脂質含有イクラ油(PC-DHA)とは、「ハイブリッド型のDHA」と呼ばれ、近年注目を集めている成分です。
・PC-DHAは、リン脂質のホスファチジルコリン(PC)と、ドコサヘキサエン酸(DHA)が結合した脂質で、「Phosphatidyl Choline-Docosa
Hexanoic Acid(ホスファチジル・コリン・ドコサヘキサエン酸)」の略称です。
・「PC-DHA」は、マスやサケのイクラやなどの魚卵に多く含まれ、一般に魚油中では、DHAは主にトリグリセライドの形で存在しています。
・「PC-DHA」は、睡眠改善の効果がある機能性物質です。熟睡間が得られないのは、浅い眠りで脳の記憶の整理をする『レム睡眠』が不足して、深眠りで体と脳を休める『ノンレム睡眠』とのバランスを欠くためとされています。「PC-DHA」は、『レム睡眠』と『ノンレム睡眠』のバランスを改善します。実験によると、被験者9人がイクラから抽出した「PC-DHA」を、1日あたり1000mg摂取したところ、実験開始3カ月後に、レム睡眠が平均20分程度増加し、実験前に比べ、レム睡眠の時間を約2割増やす効果がありました。
「PC-DHA」を摂取すると、神経伝達物質「アセチルコリン」の代謝が進み、脳幹にあるコリン作動性細胞の活動が活発になります。それにより、睡眠時にコリン作動性細胞が活発になることで、不足している『レム睡眠』を促します。
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ビタミン類
- 生きていくのに絶対に必要な栄養素
ビタミンというと、まず“活力”とか“健康”をイメージする方も多いでしょう。実際に、ビタミンの「ビタ」(VITA)は、「生命」とか「活力」を意味する言葉で、生命に不可欠な物質という意味をこめて、名づけられました。まさに、三大栄養素である脂肪、糖質、たんぱく質などとともに人間が生きていくうえで必要不可欠な栄養素の一つなのです。
体の中でビタミンは三大栄養素の代謝を助ける働きをしており、ミネラルと並んで微量栄養素といわれます。脂肪・糖質・たんぱく質のように、エネルギーになるものではありませんが、それがないと体という“機械”がスムーズに働かない、いわば“潤滑油”のような働きをしているのです
- 不足しがちなビタミン
微量でも、その役割は大きいビタミンですから、不足すると病気に結びついてしまうこともあります。例えばビタミンB1が欠乏すると脚気になるということをご存知の方は多いでしょう。昔は玄米や七分づきの米を食べたので、ビタミンB1の多い外殻の部分もいっしょに食べていました。でもいまは、皆さんおいしい白米を食べるので、精白でビタミンBやミネラルが失われています。もちろん、精白米を食べたからビタミンB1が不足するというわけではありませんが、この例のように、おいしい食べ物、豊かな食卓は必ずしも十分なビタミン摂取には結びつかないのです。ほとんどのビタミンはホルモンなどと違って、体の中ではつくれないので、どうしても食べ物など外から摂取しなければなりません。日常の生活の中で、いつもビタミンの補給を考えることがとても大切です。
- 水溶性ビタミンと脂溶性ビタミン
ビタミンCなどはよく話題にのぼりますが、他にビタミンの種類はどのくらいあるか御存知でしょうか?実はビタミンには大きく分けて全部で13種類あります。そして、それらは水によく溶けるビタミンB群やCの「水溶性ビタミン」と、水にはほとんど溶けないビタミンA、D、E、Kの「脂溶性ビタミン」に分けられます。水に溶け易い水溶性ビタミンはたとえ大量に摂取してしまっても、体に余分なものは尿と一緒に排泄されてしまうのでとり過ぎによる過剰症の心配はありません。むしろ、水溶性ビタミンは保存の仕方や調理によって壊れ易いので、どうしても不足しがちになります。
これに対して脂溶性ビタミンは、Eを除くA、D、Kのいずれも、大量に摂取すると体内に蓄積され、過剰症を起こす恐れがあります。といっても通常食品からとっている量では心配いりません。
水溶性ビタミン:ビタミンB群(ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、
葉酸、ビオチン、)ビタミンC
脂溶性ビタミン:ビタミンA、D、E、K
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ミネラル類
- ミネラルの必要性
カルシウムやリンが骨の材料になるように、ミネラルは身体の構成材料としてだけでなく、次のように重要な機能を担っています
(1) 酵素活性化と代謝機能の向上
私たちの生命活動は、口から取り入れた栄養素を様々な過程を経て、身体を構成する約60兆個の各細胞内に吸収することで維持されています。ミネラルは、この代謝機能にかかわる酵素を活性化しています
(2) ビタミンの活性化と共同作業
ビタミンとミネラルは、共同で機能維持の働きをしています。
大きな違いは、ビタミンが炭素・水素・酸素などからできている有機物であるのに対し、ミネラルは無機物である点です。共通点は、ともに体内で合成することができないため(一部ビタミンは合成可)常に摂取していないと不足がちになる点です。ビタミンはミネラルが不足していると効果を発揮することができず体外に排出されます。
(3) 身体のpH維持機能
私たちの身体は約pH7.3の弱アルカリ性が良好な状態で、身体を酸性に傾ける物質が入ったときにミネラルは中和する働きをします。
(4) 細胞浸透圧作用の保持・調整機能
細胞は、細胞膜を通して外部の栄養素を取り入れ、内部の不要物を排泄しています。この作用を正常に保つために、ミネラルは細胞内液と外液のバランスを調整します。
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